【死の危険は?】自衛隊の南スーダンへの『駆けつけ警護』の安全性は?戦闘に発展!?

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自衛隊 南スーダン
11月15日の政府の閣議で南スーダンに派遣される自衛隊の部隊に『駆けつけ警護』という安全保障関連法に基づいた任務を課しました。

現在、南スーダンは治安が悪く、自衛隊の隊員との戦闘に発展する可能性はあるのかどうかについても触れていきます。

自衛隊の任務は?

今回の自衛隊の任務はPKOの一員として平和維持活動にあたること。

任務が課せられた部隊は今月の20日に南スーダンに向い、12月中旬から首都ジュバとその周辺で活動する予定です。

ただ、今回懸念されているのが、現在治安が悪化している南スーダンではPKOが襲撃される可能性があり、その場合他国軍と協力して鎮圧にあたるのですが、戦闘なので死傷者が出ることも考えられる点です。

自民党の官房長官は「自衛隊の任務はあくまで邦人保護が基本だ」と発言しており、活動範囲も首都周辺までに限定しています。

また、安全な活動が確保できない場合は撤退することもあり得るそうです。

南スーダンの情勢と治安は?

自衛隊 南スーダン
さて、南スーダンの治安は悪いとの情報ですが、そもそもなぜ治安が悪化しているのでしょうか?

南スーダンはアフリカにあるコンゴやエチオピア、スーダンに囲まれた国で最も最近独立した国です。

もともと、スーダンと南スーダンは一つの国だったのですが、宗教的な違い(スーダン(北部)はイスラム教、南スーダン(南部)はキリスト教)から2回の内戦に陥ります。

その後、2005年に南部に暫定自治政府を設立。

住民投票の結果、見事、南スーダンは独立を果たしました。

これで、一件落着かと思えたのですが、独立後今度はディンカ民族とヌエル民族との間で民族紛争が起こります。

きっかけとなったのが、キール大統領(ディンカ民族)とマシャール前副大統領(ヌエル民族)で派閥争いによりキール大統領がマシャール前副大統領を罷免。

これに対して、ヌエル民族が「キールの独裁だ!」と声をあげ始め内戦に突入しました。

現在も内紛は収まっておらず、もともと独立したばかりでインフラに関してもほとんど整っていません。

一度はエチオピアの主導で和平交渉もしたのですが、戦闘は収まらずさらにディンカ兵士がヌエル民族を虐殺しているとの情報もあり、いつこの戦いが終わるのか見当もつかない状況です。

戦闘に発展する可能性は?

こんな状態なので、当然治安は最悪!

安倍総理は自衛隊を首都ジュバに派遣する予定ですが、ジュバでは両陣営による激しい銃撃戦が繰り広げられています。

ですので、当然、PKOが襲われる可能性もあり自衛隊が嫌でも戦闘に加入することは考えられます。

国を守る自衛隊が内紛に加入する可能性があるという嫌な状況ですが、どうか負傷者なく無事に帰ってきてもらいたいです。

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