2017年8月29日に北朝鮮がミサイルを発射しJアラートが鳴ってまだ間もないですが、9月15日に再びICBM(大陸間弾道ミサイル)が発射されました。
立て続けにミサイルを撃っていますが、正直なぜこんなにもする必要があるのか疑問に思っている方も多いはず。
なので、今回は北朝鮮がこんなにもミサイル実験を行う理由やこれからの北朝鮮情勢について掘り下げていきます!
北朝鮮の核開発の現状
北朝鮮は1948年9月9日に建国され、現在の金正恩(キム・ジョンウン)に渡って3代独裁政治を続けています。
核開発を本格的に始めたのは朝鮮戦争後で徐々に国際問題へと発展していきました。
2003年には国連で採決された核拡散防止条約(NPT)からも脱却しており、2006年に初めて長距離弾道ミサイルと核実験を行います。
以後、現在まで核開発が進められており技術の発展から2016年には水爆(原爆の数十倍の威力)が完成したと報道。
さらに、2017年9月3日の核実験ではマグニチュード6.1と過去最大の揺れを観測し、威力が昨年の10倍に達しているとのことです。
9月15日に2発目のICBMが発射!
2017年8月29日にICBMが発射され、日本の上空を通過したのはご存知だと思います。
管理人もJアラートが鳴った地域に住んでいたので、朝の6時頃に急にアラートが響いて本当に驚きました!
テレビをすぐつけたのですが、全番組下の動画のような感じだったのでマジで戦争始まるのかなとちょっと思ってました。。
そして、9月15日に再びミサイルが発射され北海道上空を通過しました。
過去にもミサイルが日本上空を通過したことが5度あり前回のICBMと1998年のテポドン1号、2009年に発射されたテポドン2号が北海道~東北地方を通過、2012年と2016年の長距離ミサイルが沖縄上空を通過していたので今回も「北海道~東北地方」もしくは「沖縄地方」のどちらかに来るなと推測していたのが当たりました!
北朝鮮のミサイル実験は常態化する可能性があり、これからもJアラートが鳴ることは十分考えられます。
ミサイルの経路としては「北海道~東北地方」もしくは「沖縄地方」が最有力だと思います。
北朝鮮がミサイルを撃ち続ける3つの理由!
北朝鮮が長きに渡ってミサイルを撃ち続けていますが、どうしてこんなに撃つのだろうと疑問に思っている方も多いと思います。
ですので、ここで北朝鮮が核実験やミサイル実験を行う3つの理由について紹介していきます。
アメリカに対する威嚇
まず、単純にアメリカに対する威嚇が挙げられます。
アメリカにとって自分たちに歯向かう国が軍拡していくことは脅威であり、正直潰したいと考えています。
しかし、核兵器という最大の切り札を持つことによって迂闊に手を出せなくしているのです。
そのため、度々ミサイルや核実験を行うことによって核の威力を思い知らせる必要があります。
日々、北朝鮮の核技術は向上しているのでさらに手を出しにくくなっているのでないでしょうか?
周辺諸国やテロ組織に武器を売るため
北朝鮮の技術は年々向上しており、ミサイルの威力、距離とも大幅に伸びています。
北朝鮮では産業が発達していないので当然、輸出ができずさらには各国からの制裁が増しているので財源確保が難しくなっています。
その中で重要な財源となっていると考えられいるのが武器の販売。
ミサイルを撃てば、こちらがなにもしなくても各国が大々的に報じてくれてさらには軍事評論家たちがミサイルの威力についても説明してくれるため北朝鮮にとって核実験などはテロ組織などに武器を売りつけるための最高のPRとなっているのです!
暗殺への恐怖心
金正恩は独裁政治で逆らう者には粛清なので、中には反発するものも出てきます。
現にすでに2度、内部のものから暗殺を企てられましたがどちらも未遂に。
さらに最近だと韓国が暗殺部隊の設立を表明さらにCIAも狙っていると言われています。
そんな状況なのでナーバスになるのは仕方のないことで金正恩は『自分の身に危険が生じれば直ちに核ミサイルを発射する』と警告しています。
ですので、各国に核への恐怖心を植え付けることで己の身を守ろうとしているのでないかと思います。
北朝鮮の緊迫した状況がいつまで続くかわかりませんが、戦争にはならないことを祈ります。
とてもよかったです。
分かりやすくて。